■ Fablic
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普段、目にする代表的な繊維の特徴や歴史を知る事で、洋服に更なる愛着を抱いて欲しいと思います。そんな様々な洋服の元となる繊維のお話。
素材は3種類に分類する事ができます。
主に植物から採取した繊維を糸にする天然素材。薬品使用して合成的につくられた多目的型の化学繊維。その二つの特徴を上手く組み合わせた混紡素材となります。
使用目的により適したそれぞれの繊維で製品化されます。
■ コットン / Cotton
コットンとは、綿花・木綿のこと。綿葵科の植物の種子に密生している綿(わた)。
産地によって繊維の長さ、太さに差があり、繊維が細くて長いものほど高級とされ、総長が35mm平均以上のものを超長綿と呼びます。
代表的なエジプト綿のギザ45、ペルーのピマ・コットンは特に有名です。
繊維の中で最も多く生産されており、丈夫で湿った状態での強度が増すので洗濯に 強く、保温性、防暑性、放熱性に優れていますのであらゆる製品に使用されています。
また、通常捨てられてしまう部分を寄せ集めて紡いだ糸の事をリサイクルコットンと呼び、生地にした際に表面がボコボコとした凹凸があり風合いのある素材です。
■ ヘンプ / Hemp
ヘンプ(大麻)は、桑科の植物です。茎から採取した繊維を乾燥させて紡ぎ糸状にしたもの。
強い強度があり、耐久性・耐水性に優れ、尚かつザラツキ感のある素材が持つ独特な風合いが特徴です。
他にも麻袋、ロープ、畳の芯など幅広い用途で使用されている。
コットンを混紡したものをヘンプコットンと呼びます。
■ リネン / Linen
リネンとは、アマ科に属する亜麻植物の茎から採取した繊維の事。
繊糸の状態のものはフラックスと呼ばれ、糸や布地の状態になったものをリネンと呼びます。
ロシア、ベルギー、オランダなどが主な生産国で衣料品から、縫い糸・芯地など幅広く使用される繊維のひとつです。
他素材と同様にコットンを混紡したものをコットンリネンと呼びます。
■ ナイロン / Nylon
ポリアミド系合成繊維の一種で1936年にアメリカのデュポン社が開発しました。
大量生産を目的とした工業生産を始めた最初の合成繊維となります。
合成繊維の中で最も強度の強い繊維に属し、特に摩擦強度が群を抜いて大きく、また高い染色性もある事からナイロンジャケットになどに多く使用されます。
■ ポリエステル / Polyester
ポリエステルとは、石油・天然ガスなどを原料にした合成繊維の事。ナイロンに次いで強度があり、弾力性、熱硬化性があり軽くしわになりにくいのも特徴。
吸水性がほとんど無く、濡れてもすぐに乾くため、衣料品によく用いられます。
綿や羊毛と似た性質を持ち、これらと混紡された混紡繊維にも多く用いられる。
■ ポリウレタン / Polyurethane
1959年頃よりアメリカで生産が始まった素材でアメリカではスパンデックス[spandex]の一般名で呼ばれるます。
ゴムのように500% 以上も伸びるただひとつの弾力繊維ですが、ゴムに比べて劣化しない細い糸つくれ染色ができる特徴もあります。
■ レーヨン / Rayon
レーヨンとは、パルプなどを原材料とした繊維素からなる再生繊維の総称で、日本では最初に工業生産をはじめた合成繊維となります。
製法により様々な種類がありますが、現在ではビスコース溶液からレーヨンを製造する方法が一般的です。
シルクに似た光沢感と優れた染色性を兼ね備え独特のドレープがある素材です。
他素材と同様にコットンを混紡したものをコットンレーヨンと呼びます。
■ T/C / Polyester Cotton
T/Cとは、ポリエステルとコットンの混紡素材の事。
ポリエステルの持つ弾力性・速乾性とコットンの持つ耐久性、放熱性などを兼ね備えた素材です。
コットン単体では縮みや型崩れなどが出やすいが、混紡する事でそれらを防ぐ効果もああります。
速乾性がありますのでワークウェアなどに多く使われた素材のひとつ。
また三種混紡のT/C/R(ポリコットンレーヨン)。T/R(ポリレーヨン)などの素材もあります。



