『キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ』
バーバラ・シャロン著 / 中江昌彦 野間けい子 訳
<原題>[Keith Richards, Life as a Rolling Stone.]
ストーンズが45年もの長きに亘って活動を続けていることよりも
キースが65歳まで長生きしていることの方が驚きである。
実はこの本自体が最初に出版されてから四半世紀を経過している。
『オレはセックス・ピストルズだった』
グレン・マトロック著 / ピート・シルヴァートン補筆 / 岡山徹 訳
<原題>[I was a teenage Sex Pistol.]
ピストルズのオリジナル・ベーシストであるグレンマトロックの自伝。
ピストルズを語る時、常に史上最強のパンク・イコン シド・ヴィシャスの
名が挙がってしまうのに抵抗してか、このような哀しいタイトルに。
「彼こそストーンズ」と呼ばれるキースとあまりにも対称的である。
『STILL A PUNK ジョン・ライドン自伝』
ジョン・ライドン著 竹林正子 訳
<原題> [Rotten : no Irish, no Blacks, no dogs]
原題は「アイルランド人、黒人、犬はお断り」という強烈なものだ。
「ジョニー・ロットン」の名でセックス・ピストルズのヴォーカルだった男と、
あの時代現場に居合わせた当事者達による証言集。学生時代の成績表に書かれて
いたという言葉「否定的態度」がジョンの本質の全てを物語っている。
『ボブ・マーリィ キャッチ・ア・ファイア』
ティモシー・ホワイト著 青木誠 訳
<原題>[Catch a fire : the life of Bob Marley]
まず表紙イラストのインパクトに圧倒されるが、スカ~ロックステディ~ルーツへと
移行するジャマイカ音楽の歴史と、コクソンやリー・ペリーといった重要人物との関係、ジャマイカの国内情勢、そしてラスタファリズムなど、やや難解な記述も多いが、
ボブの波乱に満ちた人生を読むことがそのままレゲエのガイダンスとなっている。
『俺がJBだ! ジェームズ・ブラウン自叙伝』
ジェームズ・ブラウン ブルース・タッカー著
山形浩生 / 渡辺佐智江 / クイッグリー裕子 訳
<原題> [James Brown : The Godfather of Soul]
明快なタイトルが示す通り、これはJBによる「俺節」だ。黒人の誇りをかけた
壮絶な闘争の歴史。JBは生涯を通じて「売れっぱなし芸人」だった訳ではない。
70年代のディスコ・ブーム期には時代の波に乗り切れずセミ・リタイヤ状態だった。
ヒップホップの登場に多大な影響を与え、その恩恵を受けたのもJB本人だった。
『ゴルゴ13 SPECIAL EDITION[出生の秘密] THE FIRST VOLUME』
さいとう・たかを 著
その劇画の時代の先頭に立った作品の代表格がさいとう先生だったのかもしれない。
タイトル通りゴルゴの出生に迫るルーツ編のベストセレクション第1巻(全2巻)。
「日本人・東研作」「芹沢家殺人事件」等ファンの間で人気の高いシリーズ中
屈指の名作と認定されているストーリーばかり。コンビニで買える。