WALK THIS WAY

「アビーロード風に歩こう♪アビーロード風に歩こう♪」
と、歌ったのは かせきさいだぁですが、
今日は僕が数年前に訪れた「世界一有名な横断歩道」Abbey Roadについて。
アビイ・ロードにはTHE BEATLESと契約したレコード会社[EMI]が所有する
レコーディング・スタジオEMI Studio(その後[Abbey Road Studio]と名称変更)があり、
ビートルズはほとんど全ての楽曲をこのスタジオで録音しました。
1969年にリリースされたビートルズにとって事実上最後に録音されたアルバムの
タイトルであり、スタジオ前から横断歩道を歩き去る4人の姿を捉えた
ジャケット写真によってここは現在も世界中のビートルズ好きの聖地として
日々訪れる人が絶えません。
このあまりにも有名なジャケットにもファンの間では都市伝説めいた話が
(特にポールについて)いくつも存在しています。
ポールだけが他のメンバーと違い右足が前になっているのはなぜだとか、
ポールだけ眼を瞑っているだの、左ききなのに右手に煙草を持っているのは変だ、
とかなんとか他にもいっぱい。
このジャケをそれほど注意深く観察したことがなかったので、
正直ポールが裸足であることくらいしか気が付きませんでした。
それにしたってポールはお調子者だなって思うくらいですよ。
でも、ファンにしたら、この並び方は葬儀を意味していて、
白いスーツで長髪にひげを蓄えたジョン・レノンは「神父」、
黒いスーツを着たリンゴ・スターは「葬儀屋」、
3番目を歩きスーツ姿で裸足のポールは「死体」、
デニムシャツにジーンズ姿のジョージ・ハリスンは「墓堀人」に
なるんだそうです。
当時実際にポール死亡説という噂があったらしく、
その辺もいろいろ推測される理由の一つだったのでしょう。
ま、何より当時ビートルズの一挙手一投足への世間のリアクションは
現代の我々が想像出来る範疇を超えていたんだと思います。

この画像では解りづらいかもしれませんが、
ジャケ右側の歩道に立っている人物はたまたまそこに立っていた
アメリカ人観光客らしく、レコード発売時に手に取り
自分がジャケに写りこんでいることに気付きとても驚いたんだとか。
モチロンその人物の名前まで知られていてファンの間では有名らしいです。
正直それほどビートルズ・フリークでもない僕がなぜわざわざアビイ・ロード
まで行ったのか、それはたまたま自分が滞在していた場所から近くだと知ったのと、
単純に予定が変更になり時間が空いてしまったからに他なりません。
まず、地下鉄ジュビリー線でSt. John’s Wood駅で下車、
それ以上の下調べもせず電車に乗ったので無事目的地まで
辿り着くのか不安だったのですが、
駅を出てすぐにお土産屋兼カフェみたいな店があったので
行き方を尋ねると、物凄く丁寧に教えてくれました。
多分、年中日々誰かしらに道を教えてるんじゃないかなと。
で、徒歩10分くらいでしょうか、アッサリ到着。
いやー、ビックリしますよ、アレは。
当たり前ですが、なんでもないタダの横断歩道。
確かに訪れた世界中の人々の落書きがいっぱいあって、
それなりに気分も高揚しないことはないですが、
それが無ければ一瞬で通過できる普通の歩道です。
ジャケットの撮影が行われたのは1969年8月らしいので、
僕が行ったのはそれから30年以上経ってる訳ですが、
さすがに車線の感じは違えど季節も同じ時期だし、
周囲の景色もほとんど同じに見えました。
エッ!コレだけ?っていう拍子抜け感は高知はりまや橋に近いかも。
ここを訪れる人の大多数の目的はスタジオの外観を見て、
おー、ここでアノ名作の数々がねー、と感慨に耽って
あとは恒例の記念撮影しかありません。
レッチリからサザンまでそのパロディの数も世界一の
横断歩道撮影敢行!と、行きたいところですが、
ココの交通量がハンパじゃない!
結構なスピードでバンバン車両が通行中です。
で、歩行者が通過してる時は車両は一時停止中ですから、
その間にあの角度からの撮影は不可能でしょう。
なにより内気な日本人にはそんな目立つ行為出来ませんよ。
僕が行った時は他に家族連れのヨーロッパ系らしき人がいて
恥ずかしそうに歩くお父さんを撮影していました。
この界隈の人は年中そんな光景が繰り広げられてるのを見てる訳で
何とも思わないんでしょうけどね。
あ、でも車の窓を開けてこっちに向かってビートルズの曲を歌って
くる人もいました。おちょくってます。
僕は2人で行ったので、横断してる姿を後方から撮ってもらいました。
もう、ササっと早歩きで。

もし今後アビィロードに行く機会があって撮影したいなら、
交通量の少ない早朝に行くこと、そして撮影者込みで5人必要です。
あと、アビィ・ロードのWEBサイトがあるのですが、
http://www.abbeyroad.com/
[View Crossing Cam]をクリックすると、
なんと24時間アビィ・ロードの現地のライヴ映像が見れるんですよ。
スゴイ画期的なヴァーチャル体験。
なので、事前に友人に何時頃行きます予告をしておくと、
手を振ったりメッセージを送ったりできるんじゃないでしょうか。
コレって完全に「笑っていいとも!」オープニング時間のアルタ前と
同じ使い方ですよね。渡っていいとも!… ウワ…


